Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2019年1月10日 No.3391  容器包装リサイクル法に関する懇談会を開催

経団連は12月5日、東京・大手町の経団連会館で「容器包装リサイクル法に関する懇談会」を開催し、3R推進団体連絡会から「容器包装3R推進のための自主行動計画2020フォローアップ報告(2017年度実績)」について説明を聞くとともに意見交換を行った。

あわせて、環境省環境再生・資源循環局総務課の土居健太郎課長らから、プラスチック問題に関して、プラスチック資源循環戦略(案)を踏まえた今後の施策展開について説明を聞いた。環境省の説明の概要は次のとおり。

■ プラスチック資源循環戦略(案)

安倍首相は2019年6月のG20大阪サミットにおいて、海洋プラスチック対策について取り扱う旨を表明した。これを受け、政府はG20までに「プラスチック資源循環戦略」を策定する。同戦略は、国際的な海洋プラスチック問題対策のみならず、国内におけるプラスチック資源循環の推進に関する方策も盛り込んでいる。また、世界トップレベルの野心的な数値目標を含む「マイルストーン」を「目指すべき方向性」として設定している。

■ 「プラスチック・スマート」キャンペーンの展開

環境省では、日本のプラスチック関連の取り組みに関する正しい情報の発信や国民的な機運向上を目的として「プラスチック・スマート」キャンペーンを積極的に展開していく。特にポイ捨て・不法投棄の撲滅や「プラスチックとの賢い付き合い方」の普及啓発を推進する。自治体、企業、NGO等、関係主体の取り組みをキャンペーンのウェブサイト(※)に掲載し、国内外への発信に努める。すでに経団連「SDGsに資するプラスチック関連取組事例集」(2018年11月公表)を同ウェブサイトに掲載しており、各社の個別事例について積極的に登録してほしい。

環境省としては、日本の先進的な取り組みを世界に発信する必要があると考えており、世界経済フォーラム(19年は1月に開催)などで、日本の各主体の取り組みを世界に発信する予定である。また、6月のG20エネルギー・環境大臣会合に連動し「プラスチックスマートフォーラム」を開催し、優秀な取り組み事例の表彰を行う。同フォーラムには関係主体が参画でき、国際シンポジウム等も企画している。経団連会員企業・団体におかれては、キャンペーンおよびフォーラムへの参加について、積極的な検討をお願いしたい。

※ 「プラスチック・スマート」キャンペーンウェブサイト
http://plastics-smart.env.go.jp/

【環境エネルギー本部】