Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2019年3月14日 No.3400  「Society 5.0 for SDGs フォーラム in 北陸」を北経連と富山で共催

久和北経連会長

浅野経団連審議員会副議長

篠原経団連審議員会副議長

経団連は、提言「Society 5.0―ともに創造する未来―」を成長戦略の中核と位置づけ、国内外の主体との連携のもと、デジタル革新と多様性の発揮等を通じて、新たな価値創造と社会的課題の解決に取り組んでいる。Society 5.0の実現には、地域経済界、地域企業を含めた経済界全体での取り組みが重要となることから、3月4日、北陸経済連合会(北経連、久和進会長)との共催により、富山市内で「Society 5.0 for SDGsフォーラム in 北陸」を開催した。予定を上回る120名が参加した。

はじめに、主催者を代表して久和北経連会長ならびに浅野邦子経団連審議員会副議長が登壇。久和会長は、「わが国はデジタル革新を活用して課題克服に積極的に取り組み、『課題解決先進国』となる必要がある」と指摘。浅野副議長も、「経団連はSociety 5.0を行動指針として、北経連ともその考え方を共有しながら、実現を後押しする」と強調した。

続いて、上記提言の取りまとめを主導した篠原弘道経団連審議員会副議長が講演。「Society 5.0で何より大切なことは、『何を実現したいか』という目標を最初に思い描くこと。その実現に向けて、さまざまな技術や多様な人々の創造力・想像力を最大限に活用することが重要となる。経団連も、Society 5.0 実現の旗振り役として、日本経済の変革を主導していく」と述べた。

その後、平本督太郎金沢工業大学SDGs推進センター長、塚本幹雄コマニー常務執行役員、東福光晴富山市環境政策課課長代理が講演。産学官各々の立場から、北陸におけるSociety 5.0、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み事例について紹介した。

最後に、稲垣晴彦北経連副会長が総括し、フォーラムを締めくくった。

【産業政策本部】