Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2021年5月13日 No.3498  「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を再訂

経団連は4月13日、「オフィス」と「製造事業場」それぞれを対象に定めた「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」(ガイドライン)を改訂した。2020年5月に策定してから、20年12月に続き、2度目となる。

今回のポイントは、(1)トイレでの接触感染防止の徹底(2)ハンドドライヤー利用停止の記述削除(3)トイレや休憩・休息スペース等、“場の切り替わり”での対策の徹底――の3点。

特にハンドドライヤーの利用について、実験による水滴、エアロゾル(マイクロ飛沫)による感染リスクの検証とともに、感染が落ち着いている諸外国の利用の確認などを踏まえ、ガイドラインが対象とする基本的に有症者がいない、管理された施設におけるトイレでのハンドドライヤーの利用による感染リスクは大きくないと判断。接触感染の防止の徹底のために便器やハンドドライヤー設備の定期的な清掃を追記したうえで、「利用停止」の記述を削除した。

なお、今後も、感染症の動向や専門家の知見、対処方針の改定等を踏まえ、ガイドラインを適宜、見直していく。

【ソーシャル・コミュニケーション本部】