Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2021年9月9日 No.3513  ポストコロナ時代の大学のあり方 -私大連幹部と意見交換

私大連幹部(提供=私大連)

経団連は8月18日、東京・大手町の経団連会館で日本私立大学連盟(私大連)の田中愛治会長(早稲田大学総長)、曄道佳明副会長(上智学院大学長)、伊藤公平常務理事(慶應義塾塾長)、田中優子法政大学前総長らと、ポストコロナ時代を見据えた大学のあり方等をめぐり懇談した。経団連からは、渡邉光一郎副会長/教育・大学改革推進委員長、小路明善同委員長、橋本雅博同委員長、平松浩樹同企画部会長が出席した。

会合では、私大連が今年7月に公表した提言「ポストコロナ時代の大学のあり方~デジタルを活用した新しい学びの実現」(※)について、田中優子法政大学前総長が説明。渡邉委員長は、「私大連提言の内容は時宜を得たものであり、大学改革に関する経団連提言取りまとめに向けた検討にあたり、参考にしたい」と発言した。

田中私大連会長は、「コロナ禍で普及したデジタルの活用は、教育のあり方に変化をもたらすとともに大学のグローバル化を促している。日本が国際競争力を維持するには、学生が大学でしっかり学修することが重要である」と述べたうえで、「私大連加盟大学は、いずれも体系的な教育カリキュラムの構築に取り組んでいる」と紹介した。

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