Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2021年9月9日 No.3513  2021年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(最終集計) -370社平均4376円、アップ率1.68%

経団連は8月6日、2021年春季労使交渉における中小企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。

同調査は、原則として従業員数500人未満の中小企業17業種754社を対象に、全国の地方別経済団体の協力により実施している。今年の最終集計は、妥結を把握している382社のうち、集計可能な370社の月例賃金の引き上げ結果をまとめたところ、総平均額4376円、アップ率1.68%となった。額・率とも前年の最終集計(382社、4371円、1.70%)とほぼ同水準であった(前年比5円増、0.02ポイント減)。

業種別にみると、製造業(236社)は平均額4633円、アップ率1.75%(前年比83円減、0.06ポイント減)と前年を下回っている一方、非製造業(134社)は平均額3971円、アップ率1.57%(同127円増、0.05ポイント増)と微増となっている。

個々の業種では、製造業・非製造業それぞれにおいて前年のアップ率を上回っているところも散見されるなど、ばらつきがみられた。

【労働政策本部】