Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2022年1月27日 No.3530  自由民主党首脳と懇談 -経済と政治の一層の連携強化を確認

茂木幹事長

十倉会長

経団連(十倉雅和会長)は1月11日、都内で自由民主党首脳との懇談会を開催した。当面の重要政策課題をめぐって意見交換した。

自民党からは、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、福田達夫総務会長、高市早苗政務調査会長、遠藤利明選挙対策委員長、関口昌一参議院議員会長、世耕弘成参議院幹事長、梶山弘志幹事長代行、塩谷立財務委員長、渡辺博道経理局長らが出席。経団連からは、十倉会長、古賀信行審議員会議長をはじめ副会長ら21名が出席した。

冒頭、十倉会長は、「経団連が提唱するサステイナブルな資本主義は、岸田政権が掲げる『新しい資本主義』と軌を一にするものである。その起動に合わせて、『成長と分配の好循環』を実現する前向きな企業行動を引き出していきたい」と発言。デジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーントランスフォーメーション(GX)の実現に向けて、経済界を挙げて取り組む決意を示した。

続けてあいさつした茂木幹事長は、今年の干支『壬寅(みずのえ・とら)』になぞらえ、「虎は『一日に千里往って千里還る』といわれている。今年はコロナ禍を乗り越えて、世界中の人々が千里を行き交い、経済の回復につながることを期待したい」と述べた。そのうえで、予算や税制措置、規制改革などにより民間投資を促進する「成長戦略」と、「人への投資」を中心に据えた「分配戦略」により、内外の政策課題に対応していくとの考えを強調した。

その後の懇談では、新型コロナウイルス対策やデジタル、グリーン、スタートアップ創出などをはじめとする当面の重要政策課題について、活発に意見を交わした。あわせて、あらためて経済と政治が連携を一層強化し、内外の重要課題に取り組んでいくことを相互に確認した。

【総務本部】