日本経団連タイムス No.3029 (2011年2月3日)

ボリソフ・ブルガリア首相と懇談

−新たなビジネスチャンス開拓、日本企業の取り組みに期待


発言するボリソフ首相(右)

日本経団連の米倉弘昌会長、ヨーロッパ地域委員会の横山進一共同委員長、小林喜光共同委員長は1月24日、東京・大手町の経団連会館で、訪日したブルガリア共和国のボイコ・ボリソフ首相と懇談した。
懇談でのボリソフ首相の発言概要は次のとおり。

日・EU EPAへの協力を約束

日本がこれまで資金供与等を通じてブルガリアを支援してくれたことに感謝している。ブルガリアは日本を重視しており、今回、アジアにおける初の訪問先として日本を選んだのは決して偶然ではない。
日本とのEPA(経済連携協定)について、EU内ではまだ意見が一致していないが、ブルガリアは日本との友好関係を踏まえ、EUの政策形成において積極的に活動していく。

ブルガリアは投資最適地であることを強調

ブルガリアは均一税率を導入しており、法人税と所得税は10%とEU内で最も低い。アジアから見ると欧州への玄関口として機能することはもちろん、NIS諸国などへも良好なアクセスを提供している。2012年半ばの完成に向けて、高速道路網の整備も順調に進んでいるほか、近々、黒海沿岸のブルガス港、ヴァルナ港の整備をコンセッション方式で進めたいと考えており、今後2-3年でブルガリアのインフラは大きく改善される予定である。こうしたブルガリアの特色を評価し、すでに米国のIT企業が物流センターを設置するなどの動きもある。

二国間経済関係のさらなる発展に意欲

二国間経済関係については、これまで食品(乳製品)などの分野で実績を挙げてきた。ブルガリアに進出し、自動車部品の製造等の分野ですでに成功をおさめている日本企業もある。しかしながら、ブルガリアには両国経済関係の強化に資する分野がまだ豊富に残されている。今後、さらに多くの日本企業が周辺諸国を含めた新たなビジネスチャンスの開拓に取り組むことを期待している。

【国際経済本部】
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