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講演する射手矢弁護士 |
日本経団連事業サービスは日本経団連と連携して1月31日、東京・大手町の経団連会館で、森・濱田松本法律事務所の協力を得て、第1回の「グローバル法務戦略セミナー」を開催した。同セミナーは、企業法務に係る法整備が急速に進む新興諸国の法制度について理解し、ビジネスリスクの対応策を見いだす機会とすることを目的とし、役員・部長クラスを対象に4回シリーズで行われるものである。第1回となる今回のテーマは「中国法の最新事情と中国ビジネス」。講師の射手矢好雄弁護士の説明は次のとおり。
近年、急激な経済成長を遂げている中国では、GDPの伸びや夏季五輪・万博等の国際的イベントの開催などの「光」と、格差の拡大や人権問題、近隣諸国との軋轢などの「影」の落差が一層際立つようになった。こうした状況を踏まえ、中国でビジネスを成功させるには、次の点がキーポイントとなる。