日本経団連タイムス No.3038 (2011年4月7日)

東日本大震災被災者向け救援物資「うるうるパック」詰め合わせ作業

−日本経団連の1%クラブが実施/会員企業社員ら約280名参加


約280名のボランティアが参加して行われた詰め合わせ作業
1%クラブの佐藤会長も駆け付け、作業に加わった

日本経団連の1%クラブは5日、都内で、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(事務局=中央共同募金会)と協力し、東日本大震災の被災地に届けるための救援物資「うるうるパック」の詰め合わせ作業を実施した。うるうるパックは、現地災害ボランティアセンターの要請を受け、被災地域で必要とされている物資を一度被災地外で集約し、配付しやすいよう袋詰めして届けるもの。作業には、経団連会員企業の社員など、約280名のボランティアが参加した。

第一弾となる今回のうるうるパックは、被災地で力強く生き抜く子どもたちに届ける「小学生パック」、「中学生パック」「ともだちパック(幼児向け)」と、避難所で過ごす女性向けの「レディースパック」の4種類。合計で6000個の袋が作成された。

当日は、1%クラブの佐藤正敏会長も作業に参加。佐藤会長はあいさつのなかで、自ら被災地に赴いて救援物資を渡す予定であることを紹介し、「救援物資だけでなく、ボランティアの皆さんの気持ちも届けてきます」と力強く語った。

4種類のパックのうち、「小学生パック」と「中学生パック」は、鉛筆、携帯用鉛筆削り、消しゴム、定規、ノートなどの詰め合わせ。また、幼児用の「ともだちパック」には、お絵かき帳、パズル、歌集などが、「レディースパック」には基礎化粧品、ハンドクリーム、シャンプーとリンスのミニセットなどが袋詰めされた。さらに、すべてのパックに、ボランティアからのメッセージが書かれたカードが入れられている。


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袋詰めされたうるうるパックは、現場でトラックに積まれ、東京を出発した。8日には宮城県女川町の小・中学校や避難所に届けられる。

【政治社会本部】
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