日本経団連タイムス No.3038 (2011年4月7日)

2011年春季労使交渉・大手企業業種別回答状況(第1回集計)

−35社平均6346円、賃上げ率1.97%


日本経団連は1日、2011年春季労使交渉の「大手企業業種別回答状況」(加重平均)の第1回集計を発表した。

額・率とも前年同期比微増に

調査対象(21業種、大手249社)のうち84社(33.7%)で回答(了承・妥結含む)が示され、そのうち、平均額がわかっている35社の総平均は6346円、賃上げ率1.97%となった。昨年の第1回集計結果(10年3月29日発表、6165円、1.89%)と比較すると、わずかながら額・率ともに上回った(プラス181円、プラス0.08ポイント)。

業種別にみると、製造業では6394円、賃上げ率は1.99%(前年6266円、1.94%)、非製造業では5552円、賃上げ率1.66%(同5341円、1.57%)で、いずれも昨年の第1回集計結果に比べ、額・率ともに若干のプラスとなった。

回答額の分布をみると、「5000〜5500円未満」(22.2%)と「6000〜6500円未満」(18.5%)で4割(40.7%)を占めている。

また、賃上げ率の分布では、「2.20%以上」「1.80〜1.90%未満」「1.70〜1.80%未満」(各18.5%)が最も多くなっている。

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今後は、4月下旬に第2回集計、6月上旬に最終集計を取りまとめる予定。

【労働政策本部】
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