[経団連] [意見書] [目次]
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鉄鋼
[日本鉄鋼連盟]
温暖化対策
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目標
- 生産工程における省エネルギーの推進(エネルギー消費量で2010年には1990年比 10%削減)。
追加的取組みとして、廃プラスチック等の集荷システム等の条件整備を前提として1.5%削減。(1997年度実績 3%減)
- 地域社会との連携を通じて未利用エネルギーの活用(約1%のエネルギー削減に相当)。
- 製品による社会での省エネルギー貢献(鋼材の利用面での省エネルギーを可能とする高機能鋼材の供給、約4%のエネルギー削減に相当)。
- 国際技術協力による省エネルギー貢献。
対策
- 既存省エネ技術の普及拡大、革新的技術の実機化、普及促進。
- 国、自治体等との協力による廃プラの製鉄所での利用、未利用エネルギーの地域への活用。
- 高機能鋼材の開発、普及拡大。(高張力鋼板、電磁鋼板等)
- 共同実施活動等による省エネ施策への協力。
廃棄物対策
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目標
- 2010年の最終処分量を1990年に比べ75%削減。(1997年度実績リサイクル率 97%、最終処分量 49%減)
- スチール缶のリサイクル率を2000年に75%と設定していたが、早期達成したことから85%に設定。(1997年度実績 79.6%)
対策
- 副産物のうちダスト、スラッジについては、所内リサイクルの向上に努めるとともに、大量発生するスラグについては新規用途開発に努めた。
- スチール缶の資源化推進のため、自治体支援件数の拡大、資源化施設建設のための情報提供等を行った。
環境マネジメント
- 鉄鋼業における環境マネジメント規格の取得は順調に進んでいる。取得数は96年度3件、97年度14件、98年度9月まで4件、合計21件に達した。
備考
- LCAについては国際的なLCAプロジェクトに参加するとともに、LCI日本標準データ作成に取組んでいる。
- 総合的な物流対策により環境負荷の低減に努めている。
- スチールのリサイクル性と森林保護から、スチールハウスの開発・普及を推進している。
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