[経団連] [意見書] [目次]
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セメント
[セメント協会]
温暖化対策
- 目標
- 1990年度総燃料使用原単位の業界平均値はセメントクリンカー1kgあたり2940kj(セメント1kgあたり2720kjであり、ドイツセメント業界の2005年目標値を既にクリア)。電力使用原単位の業界平均値はセメント1トンあたり95.4kwh。いずれも先進諸外国の水準を大きく下回っている。
- 一定の条件を基に、2010年におけるセメント製造用エネルギー原単位(化石燃料及びオイルコークス)を1990年比3%程度削減させる。(1997年度実績 0.7%削減)
対策
- 省エネ設備の普及促進
- 産廃燃料の使用拡大。
- 混合セメントの生産比率拡大。
- その他産業廃棄物の使用拡大。
廃棄物対策
- 目標
- セメント産業からの廃棄物の排出は殆どない。
- 他産業から排出される各種廃棄物・副産物を1997年度では約2,700万トン受入・処理しているが、今後とも処理量の拡大を積極的に推進していく。
対策
- 適切な処理システムの構築。
- 廃棄物受入・処理設備の充実。
- 有害物除去技術の開発。
環境マネジメント
- 長年にわたる環境保全対策の自主的な取り組みにより著しい成果を挙げてきた。これを継続、さらに改善するために、各社毎に実態に応じた環境管理システムの構築と監査システムの導入を推進。
備考
- 環境保全のための活動を多面的に展開する必要があるが、それぞれの対策が相互に抵触する可能性があるので総合的見地からの対応措置評価システムの確立が重要と考え、業界としてセメント産業に関連する事項についての研究に着手する。
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