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第1回経団連環境自主行動計画フォローアップ結果

個別業界のフォローアップ

日本鉱業協会



目標:
2010年度のエネルギー原単位を1990年比で以下のように削減する。
  • 非鉄金属(Cu,Pb,Zn,Ni)は12%削減する。
  • フェロニッケルは5%削減する。

エネルギー原単位指数(非鉄金属) エネルギー原単位指数(フェロニッケル)

参考データ
エネルギー消費量/CO2排出量

非鉄金属(Cu,Pb,Zn,Ni)のエネルギー原単位指数については、1990年度を1とすると1997年度の実績値は0.88である。2010年度の目標値は0.88であり、目標はほぼ順調に達成されつつある。フェロニッケルのエネルギー原単位指数については、同じく1990年度を1とすると1997年度の実績値は1.07であり、2010年度の目標値は0.95である。1997年度のエネルギー原単位指数が上昇した理由は原料鉱石品位の低下があったためである。目標達成のための主な取り組みとして、次のものが挙げられている。

また、非鉄鉱業全体におけるエネルギー消費量の実績値は、1990年度で205万kl、1997年度で210万klである。2010年度の見通しは203万klであり、1990年度比1%減である。CO2排出量の実績値は1990年度で132.9万t-C、1997年度で132.0万t-Cである。排出量の見通しは2010年度で128.7万t-Cであり、2010年度は1990年度比で3%減である。一方、自主行動計画を実施しない場合のCO2排出量は2010年で139.3万t-Cとなり、1990年度比で5%増である。


注.
本業界の主たる製品は銅、鉛、亜鉛、ニッケル、フェロニッケル地金等である。今回のフォローアップに参加した業界企業の割合は65%(15社/23社)であり、業界で消費されるエネルギーのカバー率は約80%である。

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