[経団連] [意見書] [目次]

厚生年金基金の代行部分返上の選択を求める
参 考 資 料

4.厚生年金基金制度の仕組み


厚生年金基金は、厚生年金の報酬比例部分(スライド・再評価部分を除く)の給付(代行部分)を国に代わって基金が支給するとともに、厚生年金の保険料の一部を国に納付する義務が免除され(免除保険料)、基金に納付する仕組み。

厚生年金基金制度の仕組み

【代行制度の仕組み】

厚生年金基金の代行部分については、基金加入員に係る厚生年金本体の保険料のうち、代行費用に見合う保険料(=代行保険料)について国への納付が免除される(=免除保険料)ことにより、これを原資として、基金が国に代わって給付を行う仕組み
基金の免除保険料は、各基金における将来期間に係る代行給付費の予想額に見合うものとして、前もって定められるものであることから、免除保険料率決定時点の代行給付費の予想額と実績との乖離により、過不足が生ずることとなる。これは、現行制度においては基金が負う仕組みとなっている。

【代行保険料率の算定方法】

(1)財政方式開放基金方式
(2)基礎率 予定利率は5.5%、予定死亡率は全基金一律に設定
予定脱退率、予定昇給率、将来加入員の見込みは基金の実績に基づいて設定
厚生年金基金連合会「企業年金の将来像」等より作成

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