内外に開かれた日本経団連として、政治、報道、教育、消費者・生活者、労働等各界との意見交換を推進し、日本経団連の活動に関する理解の増進を図るとともに、社会各層の声を活動に反映させる。
このうち、労働については、労働組合のナショナルセンターである連合(日本労働組合総連合会)ならびに金属労協(全日本金属産業労働組合協議会)との意見交換を行う。
報道機関に対する適切な情報発信を通じ、日本経団連の政策提言や考え方、活動の背景、活動内容を各界に訴え、理解と支持を得るべく努める。そのため、適宜、記者会見や概要説明等を実施する。
また、経済団体記者会加盟社、外国特派員協会加盟社ほか、内外報道機関の取材活動に積極的に協力する。さらに、ホームページや電子メール等を通じた情報発信を強化する。
会員の共同施設として建設された経団連会館(東京・大手町)と経団連ゲストハウス(静岡・御殿場)の運営管理を行う。
なお、経団連会館は66年11月の建設以来、わが国の代表的会議センターとして会員企業を中心に広く利用されてきたが、2009年3月に新会館が竣工することから同年4月末をもって閉館する。
また、経団連ゲストハウスは経団連創立40周年を記念して86年3月に建設され、ハイグレードな研修施設として広く利用されてきたが、研修施設をめぐる環境が大きく変化する中、所期の目的を概ね達成したことから、2009年3月末をもって閉鎖する。
2008年度は、経団連会館と経団連ゲストハウスの運営管理を引き続き行う一方、両施設の閉鎖に向けて所要の作業を行う。
2009年3月末の竣工に向けて新・経団連会館の建設を監督するとともに、行政、ほかの地権者、事業パートナーとの調整を行い、新会館の管理体制の検討や移転の準備、カンファランスの開業準備等を進める。