第一勧業銀行のトップ交代に関する豊田会長コメント

1997年5月23日
(社)経済団体連合会


経団連では、昨年12月以来、企業行動憲章の遵守を機会ある毎に会員企業に呼びかけてきただけに、今回の不祥事は誠に残念である。

こうした不祥事は、いろいろな改革に取り組んでいる経済界全体の信頼を揺るがすことにもなりかねず、遺憾である。

第一勧業銀行は本日、不祥事に対する経営責任を明確にするため、トップの交代を決定された。今後重要なことは、企業行動憲章でうたっているように、新しい体制の下で徹底した原因究明を行い、再発防止策を確立するとともに、その過程を社会に情報公開していくことである。新しい経営陣がこれを断行し、同銀行、ひいては金融界への信頼回復が図られるものと信じている。

以 上


日本語のホームページ会長コメント目次