景気は今年後半に向けて良くなっていく。平均株価が2万円の水準を超えるのも時間の問題だ。個人投資家が久しぶりに動いていることもあり、株価は堅調に推移するだろう。
現在、1ドル=105円前後で推移しているが、これは容認できる範囲だ。1ドル=100円を割るレベルにまで円高が進むと、日本だけの問題ではなくなる。米国への資金流入、ひいては米国の株価に影響する。
業界間の格差、同一業界内の企業間格差が拡大している中で、一律の賃上げ(交渉を行う)ということはもう合わなくなっている。(そうした意味で)春闘という言葉自体、死語になりつつあるのではないか。
非常勤取締役に就任する判断を行った。これは、(1)新生長銀の経営基盤強化が公的資金の回収拡大につながること、(2)新生長銀は今後3年間は、急激な融資の変更を行わないことになっているが、貸出方針の如何によっては日本経済の根幹に大きな影響を与えかねないことから、取締役として新生長銀の経営を見守り、経営基盤強化のため力を尽くすことが広くわが国の公益にも資すると考え方ためである。
明日(1/18)開催予定の産業競争力会議では、高コスト構造と技術力強化について産学連携が議論される。人材育成、リーディング産業の育成など、重要なテーマが残っているので、明日の会合の席上、今後とも競争力会議を継続することを確認したい。
明日(1/18)以降、月一回のペースでこの有識者会議が開催され、社会保障制度改革について突っ込んだ議論をし、秋に結論が出る予定である。