経済くりっぷ No.13 (2003年1月28日)

12月24日/日本経団連評議員会
伊藤助成 評議員会議長代行

評議員会議長代行挨拶

日本経団連は時代の要請に柔軟に対応して、わが国に明るい展望を

伊藤助成



評議員会は、日本経団連の活動を側面からサポートすべく、議長・副議長会議や評議員懇談会を通じて、奥田会長の諮問に答え、忌憚のない意見を申し述べてきた。当面の経済運営のあり方をはじめ、税制の抜本改革や規制改革の一層の推進、年金制度改革への取組み、産業技術力の強化、地球温暖化問題、通商政策のあり方、さらには「新ビジョン」の策定などについて、奥田会長をはじめ多くの方々と議論を重ねてきた。

こうしたわが国の当面する諸課題については、奥田会長の的確かつ迅速な判断のもと、日本経団連をあげて解決に向けて尽力いただいており、改めて敬意を表したい。しかしながら、足元の経済低迷やデフレからの脱却、そして経済システムの安定化など、わが国の経済再生に向けて、まだまだ解決すべき課題は山積している。なかでも株価の動向は強く懸念され、市場活性化に向けた実効ある対策が喫緊の課題となっている。

そうした意味から、日本経団連は、多岐にわたる時代の要請に柔軟に対応し、今まで以上に重要な役割を果たしていくことが強く求められている。

奥田会長はじめ執行部の方々には、一層のご尽力をお願い申しあげる。


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