豊田会長の一言


1月4日(木)

事務局新年懇親会において

「景気は自然に良くなるものではなく、努力によって作っていくものである。経団連ビジョンでは、いろいろなことを提言しているが、なによりも、人に頼らず、自分で切り開いていく精神こそ大切である。
経団連は、大企業のみならず、中小企業や従業員等も視野に入れた活動が期待されている。事務局は、評論家ではなく実行していくことに全力をあげてほしい。」

1月5日(金)

英国労働党トニー・ブレア党首との懇談会

「労働党は、94年5月の選挙で第一党に躍進するなど、その健闘ぶりが広く日本でも知られている。しかしその一方で、労働党と保守党の政策的な相違点が伝えられることは少なく、特に労働党の党綱領の見直し以来、その違いが見えにくい。」

1月5日(金)

経済4団体新年祝賀会後の記者会見

「村山首相とは、1年半前の就任以来、毎月1〜2回お会いし、意見交換してきた。昨年前半の思い切った円高対策、景気刺激策、政府として初めて策定した規制緩和のアクションプログラムなどの成果、APEC大阪会議の成功等を評価したい。また誠実な人柄と態度も印象深かった。」

1月8日(月)

会長副会長会議後の定例記者会見

「(住専問題について)基本はできるだけ全て透明にすることだ。責任問題については、後から振り返って間違いのない整合性のあるものにすべきだ。一部だけ見て間違った判断をしてはいけない。」

1月9日(火)

経団連常任理事会に貝原兵庫県知事を招いて

「阪神・淡路大震災からほぼ1年が経過したが、震災直後の救助活動、被災者への救援活動、さらには生活基盤や産業の復旧・復興など、大震災の痛手から立ち直るべく、兵庫県を中心に関係者が懸命な努力を続けている。経団連では、会員企業の協力を得て、微力ながらさまざまな支援活動を行なってきたが、今後とも被災地の産業復興や新しい都市づくりのために、できる限りの支援を行いたい。」

1月9日(火)

チェン駐日ベトナム大使の離任挨拶に応えて

「大使のお力添えで経団連の訪越ミッションが実現し、ドー・ムオイ書記長はじめ政府首脳の方々と意見交換ができた。書記長は4月に来日され、両国間の理解が深まる中、親しく懇談させていただいた。ベトナムを訪問して、国民の勤勉さに関心した。ベトナムはどんどん成長しているので、毎年行なって認識を新たにする必要があるくらいだ。皆様によろしくお伝えいただきたい。」

1月11日(木)

橋本新内閣発足にあたってのコメント

「橋本新首相は、大蔵、通産大臣など政府の要職を歴任された、経験豊富でかつ政策に通じた政治家であり、首相としてその手腕、実行力をいかんなく発揮されると思う。特に、各般にわたる大胆な構造改革と世界の期待に応えうる積極的な首脳外交の展開を期待したい。」


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