四国経済は厳しい状況が続いており、四経連が昨年12月に実施した調査では景気は「下降」ないし「底ばい」と回答した企業が全体の85%を占めている。これ以上の長い不況は、本格的な雇用調整など、地域経済に一段の犠牲を強いるおそれがあり、一刻も早い景気回復が望まれる。 このような現在の低迷を脱し、新たな成長を遂げるためには、地方分権、規制緩和や21世紀を展望した全国総合開発計画(全総計画)の策定など、経済構造改革に向けた取組みが不可欠である。