EUとは、本年１月に関税同盟を締結し、正式加盟に向けて一歩前進した。環黒海諸国とは、文化、科学、教育などの協定締結に加え、92年のBSEC（Black Sea Economic Cooperation：環黒海経済協力機構）設立を契機に経済面での交流が加速化している。また、中央アジアとも、政府要人の往来を頻繁に行なっている。
経団連では、93年に「訪中央アジア経団連・トルコ合同ミッション」を派遣するなどトルコとの第三国市場協力の推進に努めてきたが、今後、EU、中央アジア、環黒海諸国へのアクセスとして、21世紀に地域経済圏のリーダーになることを目指すトルコを活用する日本企業の動きが活発化しそうだ（詳細は本号６ページ）。