1−3月期の実質GDP成長率は、前期比3.0%(年率12.7%)と極めて良かった。しかし、この内、1.2%は公共投資等の政策需要が寄与し、0.5%程度は閏年等の要因で上昇した。これを引くと、日本経済の実力は1%程度と考えられる。他方、4−6月期のGDPは、反動でかなりのマイナスになることが必至であるが、景気をみる際には、ある程度ならしてみる必要がある。
(詳細は21頁参照)