宇宙開発利用推進会議(会長 関本忠弘氏)/6月11日
(社)経済団体連合会
宇宙開発利用推進会議
惑星探査、天文観測等の先進的科学観測計画を着実に推進するとともに、月探査活動を行う上で基盤となる技術の開発等を目的とした月探査周回衛星の開発研究に着手する。
世界的に熾烈な研究開発競争が行われている通信・放送分野において、次世代技術に係わる衛星(ETS-VIII)の2002年の打上げに向けて開発を進める。
宇宙開発利用をより効率的に進め、かつ多様性を高めるため、H-IIAロケット、宇宙往還実験機(HOPE-X)などの開発を着実に進める。
宇宙環境利用の中心となる「軌道上研究所」であるJEM(宇宙ステーションの日本の実験棟)の2002年からの運用開始に先立ち、民間企業が利用しやすいより有効な利用方法を策定するとともに、利用分野の拡充を検討する。また、JEMへの物資補給のための補給機(HTV)の開発を引き続き進める。
ミッション実証衛星シリーズを着実に推進するとともに、今後のミッション機器やミッション選定に当たって検討されている公募選定制度の具体化を早期に図り、民間企業等が参画しやすい体制を整備する。
全地球観測システム、軌道上サービスシステム、完全再使用型輸送システム、有人宇宙活動などの中長期プロジェクトについては、適切な時期に研究に着手する。