経団連くりっぷ No.59 (1997年 7月10日)
海外からの来訪者
6月26日
- 来訪者
- W.フリーマン Bell Atlantic社長兼CEOほか計5名
- 経団連側応接者
- 糠沢専務理事、中村常務理事、情報通信委員会委員
- ポイント
- 現在、米国の電気通信業界では、顧客の需要の正確な把握と、それを実現する技術の充実が求められている。そのためには、戦略に富む敏捷性とリーダーシップが必要である。
- 現在進行中の大規模合併が、独占・寡占を生むのではないかとの懸念を耳にするが、電気通信は社会的、国家的性質を備えているので、他業界とは事情が異なる。主幹となるネットワークの提供は、国際的な有力企業数社が行なうべきだ。これに付加価値をつけたニッチのビジネスが次々と生まれ、電気通信市場はさらに活性化するだろう。
- 当社の経営は、守りと攻めの両方に重点を置く。米国内の長距離電話事業は魅力的だ。NYNEXとの合併が実現すれば、テリトリーに出入りする長距離電話は全米の45%を占め、200億ドル規模の市場が生まれる。
6月27日
- 来訪者
- フアン・サラサール・サンチシ駐日エクアドル大使
- 経団連側応接者
- 藤原常務理事、島本国際本部長
- ポイント
- 新任のサラサール大使より、以下の発言があった。
- エクアドルでは年初に大きな政治的混乱が生じたが、民主的な方法で政治情勢を正常化させることができた。今後は経済情勢の好転が期待されるので、対外経済関係の面においても活動を強化していきたい。
- 日本とエクアドルとの関係強化に向けて、今後、経団連との間で具体的な方策を協議していきたい。
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