経団連くりっぷ No.128 (2000年7月13日)

海域の特性に応じた海洋開発ネットワークの構築

−わが国200海里水域の有効活用をはかる


わが国はその国土の周辺に約447万km2もの広大な200海里排他的経済水域を有する海洋国家であるが、わが国の海洋分野は、調査研究に関しては世界でもトップレベルの水準にある一方、生物資源、エネルギー資源の活用については、研究開発、産業化とも不十分である。

海洋は食料、エネルギー、鉱物資源、空間等の多様なポテンシャルを秘めており、その総合的な開発はわが国の経済社会に十分資するものである。また、地球規模での環境問題が取り立たされる中、今後、環境と共生した形での海洋開発を進める必要がある。

そこで、海洋開発推進委員会では、今般、わが国の多様な海域特性に応じて、海洋に係る水産、鉱物、エネルギー、調査観測等の多様な機能を備えた「海洋開発ネットワークの構築に向けた提案」を行なった。(8頁参照)


構想例


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