表紙イメージ

Keidanren
2002年2月号

今月の表紙 「湖畔の樹」
吉森正人/作

[寸評]淡く澄んだ湖のほとりにある「白い樹」。この樹の存在は、湖に穏やかさ、静けさ、そしてどこか神聖な神々しさを与えています。白は何色にも染まることができるけれども、何色にも代えがたい「力」を持っている色です。そんな「白」の魅力を十分に生かした作品は、見る者の心を絵の世界に引き込む、不思議な力を持っています。

障害を持つ方々のみずみずしい感性あふれる表現活動のひとつに絵画があります。障害者アートバンクとエーブル・アート・ジャパンのご協力を得て、個性豊かで、優しいタッチで描かれた絵画や切り絵を紹介しています。


巻頭言

激動の時代に一番求められるもの

井口武雄 (三井住友海上火災保険 最高経営責任者・会長)

特 集
経済活動と両立する地球温暖化対策の枠組みを

特別インタビュー
「温暖化問題への取組みは、新産業の大きな柱です」
〜COP7の評価と今後の国内対策〜
川口順子 (環境大臣)

座談会
京都議定書がわが国経済活動に与えるインパクト
山本一元 (経団連環境安全委員会共同委員長/旭化成社長)
宮本 一 (きんでん会長)
小宮山宏 (東京大学大学院工学系研究科長)
碧海酉癸 (消費生活アドバイザー)
永松惠一 (司会:経団連常務理事)

今、温暖化対策のために何をすべきか
桝本晃章 (経団連環境安全委員会地球環境部会長/東京電力副社長)

温暖化防止へ
〜各国の取組み
ジョン・マッカーシー (駐日オーストラリア大使)
アレクサンドル・N・パノフ (駐日ロシア大使)
葉 冬柏 (中華人民共和国駐日大使館科学技術参事官)

シンク(CO2吸収源)は日本の排出削減に欠くべからざるもの
〜シンクの役割と京都議定書での、その具体的な計算方法について〜
鈴木正一郎 (王子製紙社長)

企業から見た京都メカニズム
〜実施上の課題〜
小谷勝彦 (新日本製鐵環境部長)

マラケシュの熱い闘い
〜COP7印象記〜
土田尚子 (経団連環境・技術本部)

経団連提言
IT革命の推進に向け、「新通信法」の整備を
「IT分野の競争政策と「新通信法(競争促進法)」の骨子」
岸 曉 (経団連副会長・情報通信委員長/東京三菱銀行会長)

行政改革・規制改革は、これからが本番
〜改革に全身全霊で取り組む〜
石原伸晃 (行政改革・規制改革担当大臣)

科学技術の振興に向けた直接対話
〜第一回産学官連携サミット〜
経団連環境・技術本部

起業家精神溢れる人材の育成とニュービジネスの創出で日本再生を
〜新産業フォーラムを大阪において開催〜
経団連産業本部

● 環境技術の最前線
NECの使用済み副生酸を川鉄が酸洗剤としてカスケード利用
〜洗浄用薬剤フッ硝酸が電子―鉄鋼産業間のプロセスリンクを果たす〜
上杉浩之 (川崎製鉄技術総括部主査(部長))
藤原政志 (日本電気ULSI開発試作本部主任)

● 産学連携〜大学からの招待状
大学も変わる
〜研究戦略室の設置〜
下河辺明 (東京工業大学副学長)

● 経営者のひととき
福澤諭吉と宇都宮三郎
波多健治郎 (明治生命保険会長)

● エッセイ「時の調べ」
ステーキを食べた話
安野光雅 (画家)

● 翔べ!世界へ―奨学生体験者からの寄稿
ケンブリッジでの二年間
佐藤宏美 (防衛大学校人文社会科学群国際関係学科助手)

● NEW FACE
シー・アイ・シー
パワードコム
パトリス

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