日本経団連タイムス No.3019 (2010年11月4日)

2010年年末賞与・一時金大手企業業種別妥結状況(第1回集計)発表

−92社平均、77万6949円/前年年末比プラス3.76%


日本経団連は10月29日、2010年年末賞与・一時金大手企業業種別妥結状況(加重平均)の第1回集計を発表した。

44%で妥結

これによると、調査対象(21業種・大手250社)のうち、16業種・112社(44.8%)で妥結しており、平均額がわかっている13業種92社の平均妥結額は77万6949円、前年年末比(以下、前年比)でプラス3.76%となった。昨年の第1回集計は、前年比が調査開始(1959年)以来最大のマイナス(マイナス15.91%)であったが、今年は3年ぶりのプラスとなった。

業種別にみると、製造業の平均妥結額は76万6901円(前年比プラス4.11%)、非製造業の平均妥結額は82万7503円(同プラス2.18%)となっている。

妥結額の分布をみると、「70〜75万円未満」(15社、21.4%)が最も多く、次いで「75〜80万円未満」(10社、14.3%)、「60〜65万円未満」(9社、12.9%)の順となっている。

増減率の分布では、前年比でプラスとなっている企業が多く、「10.0%以上」(14社、20.0%)、「2.0〜4.0%未満」(12社、17.1%)、「0.0〜2.0%未満」(11社、15.7%)の順となっている。一方、前年比でマイナスとなっている企業も22社(31.4%)あった。

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今後は、11月下旬に第2回集計を発表し、12月中旬に最終集計を取りまとめる予定。

【労働政策本部】
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