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「実効ある容器包装リサイクル制度の構築に向けて」 別紙

容器包装の3R推進に係る自主行動計画について


1.趣旨

(1) 事業者は、今後とも引き続き、容器包装の軽量化・薄肉化・リサイクル容易化等に向けた技術開発や環境配慮設計など、リデュースを中心に容器包装の3Rの推進に向けた努力を行っていくとともに、その取組みをより幅広い事業者に普及させる努力を行う。
この取組みを確実なものとするため、現行の役割分担が堅持されることを前提として、業界ごとに、下記のような数値目標を盛り込んだ「容器包装の3R推進に係る自主行動計画」を早急に策定する。

(2) 本計画は、容器包装の素材グループごとなどの業界別に策定することを基本とする。内容物に係る業界等においても、適宜、計画の策定に努める。

(3) なお、本計画のほかに、各事業者は、環境報告書やCSR報告書、ホームページ上に、容器包装の3Rの推進に向けた取り組みについて、目標設定も含めて、積極的に開示していく。

2.具体的な指標例

自主行動計画では、各業界ごとに、例えば下記のような指標について、実情に即した具体的な数値目標を掲げる。

(1) リサイクル率

(2) 軽量化・薄肉化

(3) 無色化

(4) 単一素材化

(5) つぶし易さ

(6) 汚れの付着しにくさ、洗い易さ

(7) 詰め替え容器の普及

(8) リターナブル容器の普及

(9) 自主回収率、集団回収率  等

基本的に、2010年度を目標年次とし、毎年度、フォローアップを行う。
今後各業界において、指標の選択ならびに数値目標の設定、PDCAサイクル等フォローアップ体制の整備等について、早急に検討を行う。

3.その他計画に盛り込む事項例

自主行動計画では、上記数値目標のほか、例えば下記の事項を掲げ、着実に推進していく。

(1) 上記数値目標のほか、容器包装3Rの推進に資する取組み・努力

(2) 幅広い事業者に対する容器包装3Rの普及活動とその実績

(3) 分別排出徹底に資する消費者啓発活動、環境情報の提供

(4) 分別収集徹底に資する地方公共団体に対する協力  等

4.実施時期

自主行動計画は、年度内に公表し、次年度から実施する。

以上

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