[ 日本経団連 ] [ 意見書 ]

「知的財産推進計画2006」の策定に向けて

2006年3月22日
(社)日本経済団体連合会

【 概要 】

(PDF形式)

【 本文 】

I 基本的な考え方

II 特に推進すべき課題

1.知的財産の活用

(1) ユビキタス時代におけるコンテンツの流通促進のための基盤整備
  1. コンテンツ・ポータルサイトの整備【発展】
  2. 新たなビジネスモデルの構築に向けたソフト・ハード等業界の連携による環境整備【発展】
  3. 映像コンテンツのブロードバンド配信の円滑化に向けた環境整備【発展】
  4. ユーザーによるコンテンツの健全な利活用の促進【発展】
  5. 著作権等管理事業制度のより一層の活用【新規】
  6. 弾力的な価格設定等、事業者による柔軟なビジネス展開の奨励【新規】
(2) 活用促進に向けた法的環境の整備
  1. ライセンス契約の保護【発展】
  2. 知的財産のグループ管理【継続】
  3. 著作権に係る国民的議論の推進【新規】
  4. 著作権の利用に関する権利の法律上の位置付け【継続】
  5. デジタル時代に対応した「私的使用」の範囲の明確化【発展】
  6. IPマルチキャストによる放送の同時再送信に関する著作権法上の位置付けの明確化【新規】
  7. コンテンツに関するあっせん・裁定制度の改善【発展】
  8. ソフトウェアに関する日本版バイ・ドール制度の導入【継続】
  9. 法定賠償制度等の検討【新規】
(3) 活用と権利保護の調整
  1. 国際標準化の推進と知的財産政策の調和【発展】
  2. 国際標準分野における人材の確保【新規】
  3. リサーチツール特許の活用【発展】
  4. オープンスタンダードの構築・普及と知的財産権の権利行使の調整【継続】
  5. 権利制限の新設【新規】
(4) アーカイブの整備
  1. 流通促進・文化保全のためのアーカイブの整備【発展】
  2. 制作支援のためのアーカイブの整備【継続】
(5) その他
  1. ユニバーサルデザイン化への対応【継続】
  2. ゲームのレーティング制度の啓蒙普及およびゲームが青少年の心身発達に与える影響の調査【新規】

2.知的財産の創造

(1) 研究開発活動の促進
  1. 産学連携における実態をふまえた柔軟な対応【継続】
  2. 職務発明に関する継続的な検討【継続】
  3. 技術力を持った中小・ベンチャー企業の育成【継続】
(2) コンテンツの制作環境の整備
  1. 映像産業集積クラスターの整備【新規】
  2. 地域映像制作環境の整備【継続】
(3) コンテンツ制作に係る金融・税制措置の整備
  1. 資金調達の多様化に向けた環境整備【新規】
  2. コンテンツ制作支援税制の創設【新規】
(4) コンテンツ産業の近代化支援
  1. コンテンツ統計の整備【発展】
  2. 業界調査の推進・消費者ニーズの把握【継続】
  3. コンテンツに関する技術開発の推進【新規】

3.知的財産権の保護

  1. 医療関連行為の特許保護強化【発展】
  2. 劇場上映作品の海賊版対策の強化【新規】
  3. ゲームソフトの中古品流通のあり方の見直し【発展】
  4. 技術的保護手段等の回避行為に関する検討【継続】
  5. 刑事罰の強化【新規】

4.知的財産分野における国際問題への対応強化と国際展開の推進

(1) 国際問題への対応強化
  1. 世界特許の構築に向けた取組みの強化【発展】
  2. 海外出願のための環境整備【発展】
  3. アジア地域の知的財産権制度の充実に向けたリーダーシップの発揮【継続】
  4. 知的財産権侵害物品の水際取締り【発展】
  5. 海外における模倣品・海賊版対策の一層の推進【発展】
  6. 海外における先使用権制度の整備促進【新規】
(2) コンテンツの国際展開のための環境整備
  1. コンテンツに係るコンペティション、見本市の抜本的強化【発展】
  2. 国際共同制作への支援【新規】
  3. 日本コンテンツの海外展開への支援【新規】
  4. コンテンツ産業の国際的連携の強化【新規】

5.有効な特許審査

  1. 審査官のさらなる増員【発展】
  2. 審査手続きの柔軟化【新規】
  3. 審査レベルの均一化【新規】

6.コンテンツ人材の育成

(1) 求められる人材育成プログラムの支援
  1. ビジネス・プロデューサー育成プログラム、社会人再教育プログラム支援【継続】
  2. 最新の技術に精通したクリエイター育成支援【新規】
  3. パフォーマンス人材育成の強化【継続】
  4. 融合人材の育成【新規】
  5. ゲートキーパー育成プログラム支援【継続】
  6. インターンシップ・プログラム支援【発展】
  7. 小・中・高校生に対するコンテンツ教育プログラム支援【発展】
(2) 海外との交流
  1. 映像産業振興機構と海外映像産業振興機関との連携支援【継続】
  2. 海外映像教育機関への留学・講師招聘支援、海外からの日本の映像教育機関への留学支援【継続】
(3) 教育基盤の整備
  1. 映像教育体系確立のための調査支援【継続】
  2. 映像専門職大学院認証評価機関の設置【継続】
  3. 海外映像教育用図書翻訳支援【継続】
  4. 映像関連高等教育機関卒業生の映像関連産業就職支援【継続】

7.ライブ・エンターテインメントの振興

(1) 巨大ライブ・エンターテインメント集積地の創造
  1. 観光基本法によるライブ・エンターテインメント集積地の規定【発展】
  2. カジノに係る法整備の検討【発展】
(2) ライブ・エンターテインメント産業振興策の一元的な推進
  1. ライブ・エンターテインメント産業振興法(仮称)の創設【新規】
  2. 劇場集積のための法整備【新規】
  3. ライブ・エンターテインメント集積特区の設定【発展】
  4. 法定容積率の上限引上げ【新規】
  5. 租税条約実施特例法の改正【新規】
(3) ライブ・エンターテインメント産業の近代化支援
  1. 出演契約ガイドラインの周知徹底【発展】
  2. シアターカレンダーの定期刊行化の実現【発展】
【新規】
新たに提言する項目
【発展】
一定の進展もしくは状況変化をふまえ改訂した項目
【継続】
知的財産推進計画2005に盛り込まれなかった、もしくは十分な成果がなかったため引続き要望する項目
(継続的に取組みが必要な課題を含む)

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