[ 日本経団連 ] [ 意見書 ]

米国ビジネス・ラウンドテーブル、米国商工会議所、日本経団連
共同声明

英文正文、和文仮訳)

強力な政治的意思によって新ラウンド交渉の成功を

2006年7月12日

日本経団連は、米国商工会議所および米国ビジネス・ラウンドテーブルとともに、世界の経済成長を促進するために、新ラウンド交渉の妥結に向けて、予て協力してきた。しかし、農産品・非農産品に関する市場アクセスの拡大について、予定された期日までにWTO加盟国が合意することができなかったため、我々は、交渉の行方に懸念を強めている。

包括的かつ野心的な新ラウンド交渉を成功に導くため、今月末までに、農業および非農産品市場アクセスのモダリティ(大枠合意)を確立しなければならない。

これ以上合意を先送りすれば、新ラウンド交渉の失敗を招き、同交渉により本来もたらされるはずであった経済成長の可能性は大きく損なわれてしまう。逆に、包括的かつ質の高い自由化に向け、加盟国が農業、非農産品市場アクセス、サービス貿易の分野において改めて積極的に取り組むとともに、強力な政治的リーダーシップを発揮すれば、貿易自由化によって多大な恩恵がもたらされる。

日本経団連は、米国商工会議所および米国ビジネス・ラウンドテーブルとともに、新ラウンド交渉の最終的な成功に向けて協力していくことを確認する。

新ラウンド交渉が包括的で大きな成果を上げるか否かは、強力な政治的リーダーシップの発揮にかかっている。

以上

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