経団連は、1990年より各業界の廃棄物対策を毎年調査・公表してきた。さらに1997年に策定した「経団連環境自主行動計画」に廃棄物対策編を設け、業界毎の目標と対策を明らかにし、その後もフォローアップを進めてきた。
今回は、同計画の2回目のフォローアップにあたるが、産業界として循環型社会の推進に向けての取り組みを一層強化する必要があると判断し、各業種毎の産業廃棄物最終処分量の削減目標の設定に加えて、新たに産業界全体としての削減目標を設定し、公表することとした。
各業種の削減目標を踏まえ、産業界全体の2010年度における産業廃棄物最終処分量の目標量を1,500万トン(90年度比75%減)、2005年度の中間目標を2,100万トン(90年度比65%減)と定めた。
なお、今回の26業種の参加によるフォローアップの結果、98年度の産業廃棄物最終処分量の実績は3,486万トン、90年度実績に対し約42%減少していることが明らかとなった。