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日本経団連1%クラブニュース増刊号

災害被災地支援情報

発行:(社)日本経済団体連合会 社会第二本部内 1%クラブ事務局
2007年4月11日

能登半島地震の被災地支援について

能登半島地震の被災地支援の活動状況についてご報告いたします。皆様のご支援ご協力に感謝いたしますとともに、引き続き、よろしくお願いいたします。

(1) 現地視察報告

4月7日(土)から8日(日)にかけて、1%クラブ事務局員が、中央共同募金会のスタッフとともに、輪島市災害ボランティアセンター(旧輪島市)、穴水町災害対策ボランティア現地本部、輪島市災害対策ボランティア現地本部(旧門前町)を訪問いたしました。
まだ春浅い能登半島は、朝晩の冷え込みも厳しく、被災者の中には体調を崩される方が増えているようです。現在、ボランティアセンターでは、清掃、ゴミ運搬、片付け等のボランティア活動と平行して、自治会や老人会などとの話し合いの場を持つなど、地元主体での中長期の生活・福祉支援の体制づくりも進められています。センターは、地元の社会福祉協議会(社協)と青年会議所を中核として、県内や東海・北陸ブロックの社協から派遣された職員の支援を得ながら運営されています。
また、「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(以下、支援P会議)」では、災害ボランティアセンター運営の経験者を中心に派遣して支援や連絡調整にあたっています。『1%クラブニュース増刊号(3月28日発行)』でご案内した「災害ボランティア活動資金」は、救援物資の運搬・調整費、中長期的な被災地主体の復興プロジェクトへの助成のほか、こうした支援部隊の経費にもあてられています。これまで蓄積されてきたノウハウは、人のつながりを通じて着実に広がりつつあります。

(2) 救援物資「うるうるパック」第1弾、第2弾のご報告とお礼

『1%クラブニュース増刊号(4月3日発行)』でご提供をお願いした救援物資「うるうるパック」第1弾、第2弾は、会員企業の皆様のご協力を得て無事実施することができました。それぞれの状況をご報告いたしますとともに、4月末を予定している第3弾:生活応援パックについては、後日、詳細をご案内いたします。

<第1弾:基本パック>

基本パックのセット内容 基本パックは、特定非営利活動法人 レスキューストックヤード(名古屋)で4月6日、7日に、各戸に配付できるよう袋詰め作業を行って送り出しました。荷受・パック化作業にはのべ55名のボランティアが参加しました。
門前に届けた1500パックは、4月11日に高校生が道路清掃を行いながら配付してくださることになっています。穴水の300パックは、4月11日、民生委員・ボランティアが一人暮らしの高齢者を中心に家庭訪問して、ご要望を聞きながらお届けする予定です。
残りについては、名古屋建設業協会のご協力により、一旦、同事務所で保管いただき、追加の物資が集まったところで、再度、現地に送る予定です。

<第2弾:始業式応援パック>

始業式応援パックは、経団連1%クラブ(東京)で4月5日夕方に作業を行い、合計1000セットを門前と穴水に送りました。作業には、70名のボランティアや支援P会議関係者が参加して効率的に行われ、手書きのメッセージを書いたカードも添えました。
穴水では4月9日に、穴水町社会福祉協議会の大坊俊治事務局長が、5つの小学校を訪問して、代表の生徒たちに渡してくださいました。


始業式応援パックのセット内容

穴水小学校での贈呈式

何が入っているかな

門前では、4月10日と11日に、輪島市災害対策ボランティア現地本部(旧門前町)の赤坂センター長代理がボランティアとともに、門前中学校、門前東小学校、門前西小学校を訪問して贈呈してくださいました。子どもたちからは「かっこいい!」という声が聞かれ、下校時にうれしそうにケースを提げて帰る子どもたちの様子が町の人から伝わってきたそうです。
また、輪島市災害ボランティアセンター(旧輪島市)では、児童センターと連携しつつ、4月21日に開催するイベントでの福袋の配付、育児サロンでの乳幼児スキンケア・衛生用品などの配付を行う予定です。
今回の救援物資の提供に関しては、以下の企業にご協力いただきました。また、今回は実現しなかったものの、その他の企業からもさまざまなお申し出をいただきました。この場をお借りしてお礼申しあげます。
なお、災害ボランティアセンターへの備品や高齢者向け物資の提供、義援金やボランティア活動資金の寄付等については、次号以降でご報告いたします。

<ご協力いただいた企業(順不同)>(4月9日現在)

●基本パック:
エーワン精密(タオル2000本)、花王(石鹸1200個)、資生堂(石鹸2040個)、大和証券グループ本社(ウェットティッシュ3000個)、東京ガス(タオル41本)、東京海上日動火災保険(タオル480本、軍手240組)、東京電力(タオル315本)、日本たばこ産業(ミニタオル30,000本)、三井住友海上火災保険(タオル64本)、三菱地所(石鹸23個、タオル110本等)、明治製菓(飴5040箱)、ユニ・チャーム(ウェットティッシュ5008個)

●始業式応援パック:
コクヨ(ドキュメントケース1000個、ノート5冊パック1020パック、ペンケース1000個、水のり1000個、ハサミ1000丁、消しゴム2個パック1000パック、下敷き1000枚)、三菱東京UFJ銀行(鉛筆1000ダース)、明治製菓(サイコロキャラメル5個パック1120パック)

●福袋など:
アサヒビール(ジュース1000本、菓子500パック)、旭精機工業(鉛筆8ダース、A4ノート49冊)、カルビー(スナック菓子1080個)、住友商事(3色サインペン250セット)、損害保険ジャパン(フェイスタオル35本、定規280個、クリップと入れ物200個)、松下電器産業(メモ帳100冊)


【本件ご連絡先】
(社)日本経済団体連合会 1%クラブ事務局(社会第二本部内) 長沢、漆間(うるま)
電話03−5204−1750
E-mail1p-club@keidanren.or.jp
FAX03−5255−6255
以上

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