表紙イメージ

Keidanren
2002年5月号

今月の表紙 「藤」
渡会富美子 作

[寸評]普段寡黙な富美子さんですが、画面の上では非常に多くの言葉が語られていきます。そのコトバは、日常会話から四文字熟語、ABC、点や線などなど。すべての筆あとの面倒をみながら、作品は静かに完成へ向かいます。

障害を持つ方々のみずみずしい感性あふれる表現活動のひとつに絵画があります。エイブル・アート・ジャパンとアートビリティのご協力を得て、個性豊かで、優しいタッチで描かれた絵画を紹介しています。


巻頭言

ブラジル、チリ、アルゼンチンを訪問して

岸  曉 (東京三菱銀行会長)

● 荒木広報委員長のざっくばらんトーク
雲南〜日本文化のルーツを探る
ゲスト:佐々木高明 (国立民族学博物館名誉教授)
聞き手:荒木 浩 (経団連副会長・広報委員長/東京電力会長)

特 集
待ったなしの資本市場改革

座談会
日本経済と証券市場
〜証券化の将来展望
福間年勝 (経団連金融制度委員会資本市場部会長 (当時)
川島健資 (メリルリンチ日本証券副会長)
田中直毅 (21世紀政策研究所理事長)
中村芳夫 (司会:経団連専務理事)

証券市場活性化の条件
片田哲也 (経団連副会長・金融制度委員長/小松製作所取締役相談役)

〈解説〉
直接金融による資金調達手段が多様化
―新しい株式制度がスタート

日本の資本市場改革の現状と将来展望
神田秀樹 (東京大学法学部教授)

飛躍的に拡大する企業財務戦略の可能性
〜本邦企業の競争力強化のために
大村信明 (大和証券SMBC常務取締役)

決済制度改革と証券保管振替機構
竹内克伸 ((財)証券保管振替機構理事長)

インタビュー
証券市場監督体制の強化を急げ
塩崎恭久 (衆議院議員)

ASEAN諸国との経済連携強化と企業の役割
〜東南アジア・ミッションの模様
今井 敬 (経団連会長)

経団連提言
誰もが起業家精神を発揮できる社会へ
「新産業・新事業創出に関する提言」
出井伸之 (経団連新産業・新事業委員会共同委員長/ソニー会長兼CEO)

NEWS FOCUS
わが国宇宙開発利用の新たな展開に向けて
経団連・宇宙開発利用シンポジウムを開催
経団連環境・技術本部

企業ビオトープをもっと盛んに
廣田 馨 (経団連自然保護協議会副会長/積水化学工業相談役)

WTO新ラウンドに対する欧米の見方
〜ディッチリー会議に参加して
金原主幸 (経団連国際経済本部副本部長)

● 産学連携〜大学からの招待状
京都大学が取り組む新たな戦略的産学融合アライアンス
松重和美 (京都大学国際融合創造センター長)
http://www.iic.kyoto-u.ac.jp

● 環境技術の最前線
究極のコンクリートリサイクルシステムが実現
〜清水建設と東京電力が共同開発
黒田泰弘 (清水建設技術研究所副主任研究員)

● 経営者のひととき
上海市莫干山路一二〇
澤田 浩 (日本製粉社長)

● あの時、あの言葉
真摯に振舞う
小林建俊 (日本ベーリンガーインゲルハイム副社長)

● エッセイ「時の調べ」
「エウローペの復活」?!
鮫島有美子 (声楽家)

● 翔べ!世界へ―奨学生体験記
考える力 <PDF>
田辺陽一 (色川法律事務所弁護士)

● NEW FACE
ドリームインキュベータ
日本アバイア

「月刊Keidanren」終刊のご挨拶

「月刊Keidanren」をご愛読賜り、誠にありがとうございました。
経団連は、1953年に「経団連月報」を創刊して以来、1992年「月刊Keidanren」に改称し、半世紀にわたり毎月機関誌を発行してまいりました。この間、その時々の内外の重要な経済問題を取り上げて、産業界の考え方や活動を紹介し、政策へ反映されるよう努めてまいりました。
このたび、5月28日に、経団連と日経連が統合して、日本経済団体連合会として発足するに伴い、両団体の機関誌である「月刊Keidanren」と「経営者」に代えて、新たな月刊誌を創刊することにいたしました。創刊号では、「民主導の活力ある経済社会の実現を目指す〜日本経済団体連合会が発足」と題して特集を企画しております。
これまでの「月刊Keidanren」に対する長きにわたるご愛顧に深く感謝申しあげますとともに、引き続き新機関誌をご愛読賜りますようお願い申しあげます。

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