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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年7月10日 No.3184 ミード・メキシコ外相と懇談 -日本企業のさらなる投資拡大に向け環境づくりに努める

ミード外相(右)と榊原会長

経団連は6月27日、東京・大手町の経団連会館で、外務省賓客として来日したホセ・アントニオ・ミード・クリブレーニャ・メキシコ外務大臣を招き、朝食懇談会を開催した。経団連から、榊原定征会長、岩沙弘道審議員会議長、志賀俊之日本メキシコ経済委員長らが出席した。

冒頭、ミード外務大臣は、メキシコが日本との関係を最重要視していることを強調した。また、日本企業が古くから他国に先駆けて同国に投資し、経済発展に貢献してきたことを高く評価。特に、2005年の日本メキシコ経済連携協定の発効を契機に、日本の対墨直接投資や両国貿易が拡大してきたと指摘した。

また、近年、海外からの直接投資を促進するために、質のよい労働力の提供、より安全なビジネス環境づくりに努めていることを紹介。さらに、メキシコの最近の構造改革がエネルギー資源分野に加えて、電気通信分野でも投資機会を提供していると述べた。今後は製造業や農業への投資誘致を推進するため、マクロ経済指標の改善、インフラ整備や中等教育の拡充などに努めたいと述べるとともに、特に製造業では、省エネやCO2の排出削減など地球環境に配慮した投資を日本の協力で進めたいとの意向を示した。

最後に、メキシコを訪問する日本人観光客が年間10万人を突破するなど記録的な伸びを示していることに触れ、今後は文化交流にも力を入れ、観光業の成長に貢献したいと述べた。

これに対し、経団連側からは、日本メキシコ経済委員会の活動、最近の自動車分野への投資拡大の状況、まちづくりでの協力の可能性などを紹介した。

【国際協力本部】

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