APEC ABAC日本支援協議会 ABAC

APEC首脳とABAC委員との対話

対話に臨むAPEC首脳とABAC委員
対話に臨むAPEC首脳とABAC委員

ABAC創設以来、APEC首脳会議の開催に併せ、事前に提出しているその年のABACのAPEC首脳への提言に関し、APEC首脳と直接意見交換をする機会として、APEC首脳とABAC委員との対話が毎年開催されています。

2008年は、11月22日、ペルー・リマで開催。APEC21カ国・地域の首脳とABAC委員が5つのグループに分かれ、APEC/ABACの共通の取り組みテーマである地域経済統合、直近の国際経済・金融危機、気候変動とエネルギー安全保障などについて、意見交換が行われました。

日本からは、麻生総理大臣と、ABAC日本から少徳委員(当時)、渡辺委員、相原委員が参加、少徳委員が麻生総理の“Facilitator”役を務めました。

麻生総理大臣(右から二人目)と、Facilitator役の少徳委員(左隣)
麻生総理大臣(右から二人目)と、Facilitator役の少徳委員(左隣)

麻生総理はボルキア・ブルネイ国王、ハーパー・カナダ首相及びソマレ・パプアニューギニア首相と同じテーブルとなり、少徳委員をはじめ各エコノミー(豪州、ブルネイ、カナダ、韓国、メキシコ、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア)のABAC委員が同席しました。

麻生総理のテーブルでは、2008年の中心的課題であった国際金融危機等について次のような意見交換が行われました。(外務省ホームページより抜粋)。

  1. ABAC委員より国際経済・金融危機に対する打開策について質問があったのに対し、麻生総理より、現在の世界の経済状況は、10年前に日本が経験した状況に似ており、これに対し我が国がとった対応は世界各国が参考とすべきものである旨説明。
  2. 麻生総理より、日本としてIMFに対し最大1,000億ドルの資金融通を行う用意がある旨公表したこと等を紹介。