日本経団連タイムス No.2815 (2006年6月1日)

日本経団連 第5回定時総会を開催

−新会長に御手洗氏選任


日本経団連は5月24日、東京・大手町の経団連会館で第5回定時総会を開催した。総会には日本経団連の会員代表者ほか約600名が出席。2期4年にわたり会長を務めた奥田碩・トヨタ自動車会長が退任し、新会長に御手洗冨士夫・キヤノン会長を選任した。会長就任あいさつで御手洗新会長は、奥田前会長が示した「活力と魅力溢れる日本をめざして」の路線を踏襲し「INNOVATE 日本」を旗印に、経済活力をさらに強化するとともに、日本を内外の人々にとって魅力あふれる「希望の国」とするため、全力を挙げて取り組んでいきたいとの決意を語った。総会ではこのほか、2005年度の事業報告・収支決算や、06年度の事業計画・収支予算、役員等の改選、新経団連会館の建設、「人間力の発揮を通じて時代を切り拓く」と題する総会決議などを諮り、全会一致で了承。「御手洗経団連」の新体制と活動方針が決定した。

開会あいさつで奥田前会長は、企業に求められることとして、技術革新や経営革新を自らの意志と力で推進することや、コンプライアンス体制を確立し、社会的責任を重視した経営を行うことが重要であることを指摘した。与謝野馨・内閣府特命担当大臣(金融、経済財政政策)の来賓あいさつに続いて行われた議案の審議では、役員等の補充選任、05年度事業報告と収支決算、役員等の改選、06年度事業計画と一般会計収支予算、06年度21世紀政策研究所事業計画と収支予算、06年度会館事業計画と事業会計収支予算、新経団連会館建設――に関する件に加え総会決議を諮り、承認を得た。
このうち、役員等の改選では、御手洗冨士夫副会長の会長就任を承認。続いて、副会長を退任する御手洗冨士夫会長と柴田昌治・日本ガイシ会長を除く現13名の副会長と新たに渡文明・新日本石油会長、江頭邦雄・味の素会長を副会長に選任。さらに評議員会議長は、森下洋一・松下電器産業会長に代わり西室泰三・東芝相談役に、副議長を退任する櫻井孝頴・第一生命保険相談役、渡文明氏、江頭邦雄氏を除く現7名の副議長と新たに、柴田昌治・日本ガイシ会長、大橋光夫・昭和電工会長、佐々木幹夫・三菱商事会長、鈴木正一郎・王子製紙社長、中村邦夫・松下電器産業社長、槍田松瑩・三井物産社長を副議長に選任した。
総会決議については、三木繁光副会長が概要を説明、全会一致で承認した。

続いて奥田前会長が退任あいさつを行った。この中で奥田会長は、御手洗新会長のリーダーシップのもと、引き続き経済界の総意としての改革を継続すべきことを強く訴えた。

最後に御手洗新会長が就任あいさつを行い、「INNOVATE 日本」を新たな旗印として掲げて、わが国の勤勉な人材や優れた技術を活かす産業振興に努め、世界のイノベーションセンターをめざすと述べた。さらに、社会システムや国民意識について、自立への転換とともに、他人を尊重し、弱者を思いやることの重要性も指摘し、日本を内外の人に魅力あふれる「希望の国」にしたいと訴えた。

【総務本部総務担当】
Copyright © Nippon Keidanren