経団連くりっぷ No.93 (1999年1月14日)

経団連第52回評議員会(議長代行 川勝堅二氏)/12月22日

一刻も早い景気回復を


経団連では、評議員をはじめ役員など250名余の出席を得て、標記会合を開催した。

当日はまず川勝議長代行が今井会長はじめ執行部に対し「経済界の総意を体して政策の企画・立案に積極的に参画し、わが国を力強くリードしてほしい」と希望を述べたのに続き、今井会長が「自立、自助、自己責任の原則にたって経済の活性化に邁進する」と決意を表明した。

来賓として出席した小渕総理は「民間経済界の積極的取組みと政府の断固たる政策の展開により、99年度はこれまでの成果が花開く年にしたい」との決意を明らかにし、与謝野通商産業大臣が供給サイドの構造改革の推進とフロンティアを拡大する政策の実行に向けた決意を示した。続いて、高村外務大臣が冷戦終了後の安定的な国際秩序づくりにわが国が貢献していくことの重要性を述べ、堺屋経済企画庁長官が政府の政策運営により99年度はプラス成長になるとの自信を示した。

さらに、オブ・ユールヨーゲンセン駐日欧州委員会代表部代表・大使が、99年1月からのユーロ導入の重要性と日本における規制緩和、構造改革の必要性を強調した。


くりっぷ No.93 目次日本語のホームページ