経団連くりっぷ No.138 (2000年12月28日)

経団連第54回評議員会/12月13日

構造改革で明るい21世紀を拓く


評議員をはじめ会長、副会長などの役員等、約200名の出席を得て、年末恒例の評議員会を開催した。

当日はまず、那須議長が今井会長はじめ執行部に対し「企業活力を発揮させるための環境は整いつつあり、企業は後ろ向きの対応から新しい時代に向けた前向きの準備を進めつつある。経団連はそうした企業の取組みを後押しするための環境づくりに引き続き力を発揮していかなければならない」と要望した。続いて今井会長が「経済界は自立、自助の基本精神をもとに企業家精神を発揮して、経済構造改革に全力をあげて取り組む」と決意を表明した。

来賓として出席した森総理大臣平沼通商産業大臣河野外務大臣額賀経済企画庁長官は、

  1. 景気の本格的回復、
  2. 経済構造改革、IT革命、行財政改革、社会保障制度改革、規制改革、教育改革等の推進、
  3. WTO新ラウンドの早期立ち上げと自由貿易協定の推進、
などについて抱負を述べた。

最後に、崔相龍駐日韓国大使が講演し、朝鮮半島の平和と統一に向けた日本の役割は大きく、日本が積極的に経済的貢献を果たすことを期待していると述べた。


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