[目次] [はじめに] [第I章] [第II章] [第III章] [第IV章]
[北海道] [東北] [首都圏] [北陸] [中部] [関西] [中国] [四国] [九州]
新しい全国総合開発計画に関する提言
−「新たな創造のシステム」による国土・地域づくりを目指して−
IV.各ブロックにおける地域づくりの課題
北海道地域
地域の目指す将来像
- 産業の広がりと高度化
- 国際化の推進
- 連携と交流
「21世紀へ向けた北海道の指針」(95.4)
地域の特性・ポテンシャルまたは発展阻害要因
- これまでの北海道はわが国における「食料・資源供給基地」としての役割を果たすに止まっている。
北海道経済の自立に向けた産業政策や高速交通体系等社会資本の整備が遅れている。
- 広域分散型社会の北海道は本州との間に新幹線や高速道路等のアクセス手段がないことから、空港施設、高速鉄道や高速道路に対するニーズが高い。
- 北海道は日本列島の北端に位置していることから国内物流コストが割高になり、航空運賃をはじめとするコスト低減が課題である。
- 広大な大地と豊かな自然に恵まれた北海道は、さらなる経済発展のポテンシャルと環境共生型社会の姿を全国に率先して提示する役割を担う。
今後成長が期待される産業
- 農業や観光などを中心とした関連産業
- 新千歳空港を核とした周辺地域産業
- 高度情報化時代に対応するソフト型の知識集約型産業
- 新規成長分野産業(例えばバイオ、医療・福祉、生活文化関連分野)
- 国際熱核融合実験炉(ITER)をはじめとする研究開発・技術先端型プロジェクト
重点的に推進すべきプロジェクト(推進主体)
- 産業クラスター的発想による特色ある地場産業の育成・発展
推進主体=産・学・官の連携
- 新千歳空港を核とした国際化の推進
- 新千歳空港の国際ハブ空港化と周辺地域の開発促進、「FAZ、OA構想」の推進
推進主体=産・学・官の連携
- 交通・情報通信インフラの整備
- 北海道新幹線の早期実現、高規格道路の整備促進、地方拠点空港整備、流通拠点港湾の整備、高度情報インフラの整備等
推進主体=産・官の連携
- ITERをはじめとする研究開発・技術先端型プロジェクトの誘導・立地
推進主体=産・学・官の連携
プロジェクト推進のための課題
- 産業クラスター的発想による産業政策
- 「北海道経済の自立化」に向けた、産・学・官の協力連携
- 研究開発・技術先端型プロジェクトの誘導・立地
- 研究開発環境に最適である北海道をアピール。高度研究開発機能の北海道への誘導・立地の推進
- 新千歳空港を核とした国際化の推進
- 地理的条件を生かし、北の物流拠点としての新千歳空港国際エアカーゴ基地構想の実現
- 新千歳空港の国際ハブ空港化に向けた整備促進、ポートセールスの充実・強化や他の地域拠点空港とのネットワーク形成促進
- 社会資本の整備促進
- 高規格幹線道路、地方空港や流通拠点港湾の整備など高速交通体系の整備・推進による、地域連携軸と広域交流圏の形成
- 地方分権・規制緩和の推進
日本語のホームページへ