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Policy(提言・報告書)  地域別・国別 欧州 英国のEU離脱に関する経済団体共同声明

(仮訳/正文英文
2019年9月3日

豪州産業連盟
ブラジル全国工業連盟(CNI)
カナダ商工会議所
エジプト産業連盟
日本経済団体連合会
全国経済人連合会
ニュージーランド経営者連盟
全米商工会議所

われわれ8か国、400万の企業を代表する経済団体は、英国が欧州連合(EU)から合意なき離脱をする可能性について、深く憂慮している。

われわれは、2017年に合計481億ポンド以上の対英国投資を行い、同国の雇用、成長そして全国にわたる繁栄を支えている。われわれは、高い透明性、安定的な規制環境、法の支配の尊重、そして国際的な連携に対する長期的なコミットに特徴づけられる英国の良好なビジネス環境の下、同国との経済関係に大いなる価値を見出している。

EUから合意なき離脱をするという判断は、企業、労働者、農業従事者、そして規制当局に等しく多大なる不確実性と混乱をもたらす。主なリスクとしては、国境における長蛇の列、企業内転勤への制約、規制と基準の細分化、そして自由なデータ流通と電子商取引への不安感が挙げられる。企業は、将来、交易条件がどうなるのかわからないまま、サプライチェーンや対英投資についての判断を余儀なくされる。また、企業は、英国ならびに欧州全域の顧客に対して引き続き対応するために、法律、契約、そして立地上、何を変更しなければならないのかを精査する必要がある。英国の出入国在留管理政策に大きな変更があり得ることも懸念を生じさせている。

このような混乱が、雇用、消費者選択、物品・サービスの価格に影響を与えることは必至である。英国がその最大の貿易相手との間の条約上の義務から突如離脱することは、将来英国との二国間協定の締結を検討している他国に対しても懸念材料となる。

したがって、われわれは、英国ならびにEUに対して、有用な移行期間を含む合意に達すること、また、英国と欧州全域に雇用、成長ならびに繁栄をもたらすべく、将来の通商関係に係る野心的な協定を速やかに締結することを求める。

以上

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