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会長コメント/スピーチ 記者会見における会長発言 関西会員懇談会後の会見における米倉会長発言要旨

2013年6月12日
一般社団法人 日本経済団体連合会

【関西国際戦略総合特区】

関西で進められている国際戦略総合特区は、官民が協力して広域でイノベーションプラットフォームを形成するための取り組みである。医療、エネルギーを中心とする6つの分野で国際競争力向上に向けた研究開発などが行われている。ぜひとも成功させてほしい。

今回の成長戦略でも特区構想が盛り込まれる方向であるが、特区は規制・制度改革を基とする大きな実証実験である。今後も積極的に取り組み、成功させることが重要である。

【日銀の金融政策】

現在の市場の流れが、一方的な円高、株安の方向に向かっているとは思わない。むしろ、乱高下しているという状況であろう。これは日本の政策に起因するのではなく、むしろ海外、特に欧米の経済情勢の影響によるところが大きいと思う。昨日、日銀は、新たな対策を示さなかったが、すでにデフレからの早期脱却やインフレ目標の実現に向けて、今とり得る金融政策をすべて行っていると思う。黒田総裁は、「ボラティリティが高まることは好ましくない」と述べており、今後の状況を見守っていきたい。

以上

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