2010年12月20日
(社)日本経済団体連合会
(社)日本経済団体連合会
【2010年の総括】
デフレが続く中、年後半から企業の想定を超えるレベルで円高が急速に進み、それによって日本の産業界の国際競争力が低下した。輸出が従来通りに増加せず、景気の勢いは鈍化している。
しかし、6月には「新成長戦略」や「財政運営戦略」が閣議決定され、また11月のAPECに際しては、経団連が主催したAPEC CEOサミットにおいて菅総理が、「平成の開国」に向けてTPPをはじめとする経済連携協定を積極的に推進する意志を表明するなど、基本的な政策の方向性が明示された。今後の政策の展開を期待させる出来事が起きた年といえる。
今後は与野党が手を携えて、国の重要課題について国益本位で議論を尽くしてほしい。
以上