【米倉会長】

日本にとって目下の最大の課題は、上向きはじめた経済をデフレから完全に脱却させ、持続的な成長軌道に乗せることである。このために重要なのは、経済界が主体となって、新たな成長の機会の創出に全力で取り組み、日本経済の再生をリードしていくことである。

榊原氏は、人格識見に優れ、イノベーションを誰よりも重視される経営者であり、企業のグローバル化を力強く推進してきた。このため、６月の定時総会で会長に就任された暁には、活力と魅力ある日本の実現のために、強いリーダーシップを発揮してもらえるものと思う。皆様方には、榊原新体制の経団連の活動に、今までにも増してご協力とご支援をお願いしたい。

【榊原次期会長候補】

この度、米倉会長から次期会長という大役を仰せつかり、正に身の引き締まる思いである。天命と受け止め、日本経済の再生に取り組みたい。経団連の総会で正式に会長に選任されれば、米倉会長の路線を継承しつつ、これまで積み上げてきた提言や活動実績を踏まえ、経団連活動をさらに強化していきたい。政府や他の経済団体とも協力して、デフレからの脱却、経済好循環の実現、経済再生に向けて、経団連の総力を挙げて取り組んでいく。