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会長コメント/スピーチ 記者会見における会長発言 記者会見における榊原会長発言要旨

2015年5月26日
一般社団法人 日本経済団体連合会

【日本経済の情勢】

東証一部の時価総額が先日、591兆円を超え、1989年12月の水準を上回る過去最高を記録した。現在の株式市場が過熱しているとは考えていない。行き過ぎた円高が是正されたこと、原油価格が低位で推移していることなども背景にあるが、企業が収益力を強化したことが投資家に評価された。中には過去最高益を更新している企業があることにも着目したい。経団連は企業にデフレマインドから脱却し積極経営を推進して、新たな成長機会を創出するよう呼びかけている。経営者の間にこうした動きが着実に広がり、それが株価にも反映されつつあると見る。引き続き株価が堅調に推移していくことを期待している。

景気は全体として良い方向に向かっている。1-3月期の実質GDP成長率は前期比年率2.4%と2四半期連続のプラスとなった。個人消費については、いまだ回復に力強さを欠くものの、4月以降は今春の賃上げの効果が現れてくるだろう。

以上

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