令和4年8月豪雨災害について ―災害被災地支援情報 経団連1%(ワンパーセント)クラブニュース増刊号

経団連1%(ワンパーセント)クラブ
2022年8月10日

8月3日から全国各地に及ぶ大雨による災害により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。大雨のため、各地で河川の氾濫や土砂災害等による甚大な被害が発生しています。8月10日現在、青森県、山形県、新潟県、石川県、福井県の5県35市町村に災害救助法が適用され、被災地では「災害ボランティアセンター」設置が進んでいます。また、青森県、岩手県、秋田県、福島県等でも多くの住家被害が発生しています。

経団連1%クラブでは、被災された方々を応援するため、下記の通り支援に関する情報をご案内いたします。皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

※ 本ご案内の内容は8月10日時点のものです。最新の支援情報につきましてはリンク先の各団体のページをご参照ください。

1. 義援金の募集

義援金は、被災自治体を通じ、被災者の方々に直接届けられるお見舞金です。 個別の被災自治体で受け付けますが、日本赤十字社では、被災県に設置された義援金配分委員会に対する配分が可能な総合窓口の設置について検討中です。窓口情報が明らかになりましたら、経団連1%クラブホームページにてご案内いたします。(8月26日付 追加情報 参照)

2. 支援金の募集

被災地では復旧に向けて多くの住民の方々が支援を必要としているなか、ボランティア団体やNPO等が支援活動を行っています。支援金は、これら支援活動に充当される資金です。個別団体でも支援金を募集しておりますが、経団連1%クラブでは、コロナの影響も踏まえた活動状況にあわせて幅広い団体に助成することが可能な中央共同募金会の支援金、および経団連1%クラブも参画している「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議」の活動資金をご紹介します。

(1)災害ボランティア・NPO活動支援サポート募金(ボラサポ)

中央共同募金会では、「ボラサポ・令和4年8月豪雨」の寄付受付を開始いたしました。寄せられた寄付金は、令和4年8月豪雨による災害の被災地において、被災された方々の支援活動を行うNPO・ボランティアグループなどの活動費用を中心に助成されます。助成は、審査委員会による公正な審査により決定され、万が一残額が出た場合には防災・減災力向上のための活動や災害時に備えた基盤整備にかかわる活動の支援のために活用されます。詳細は中央共同募金会のページをご覧ください。

中央共同募金会ボラサポ告知ページ
https://www.akaihane.or.jp/saigai-news/vorasapo/28649/

受入口座: 三井住友銀行 東京公務部 普通 0162585
口座名義: (福)中央共同募金会
フク)チユウオウキヨウドウボキンカイ
受付期間: 2022年8月5日(金)~2022年12月31日(土)(予定)
  • ※三井住友銀行本支店間での送金手数料は、ATM・窓口ともに免除となります。
  • ※ボラサポへのご寄付は、特定公益増進法人に対する寄付として所得税、法人税の優遇の対象となります。
  • ※「ボラサポ・令和4年8月豪雨」への寄付を指定して、銀行振込によりご寄付される場合、また領収書を希望される場合は、告知ページより寄付申込書を入手の上、以下担当窓口にメールでご連絡ください。
【担当窓口】中央共同募金会 基金事業部
TEL: 03-3581-3846
Fax: 03-3581-5755
E-mail: receipt@c.akaihane.or.jp

(2)災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)活動資金

https://shienp.net/

支援Pでは、「令和4年8月豪雨災害などの風水害被災地支援」として、発災直後に先遣隊を派遣し、関係組織と連携・協働し災害ボランティアセンター設置に向けた現地調査を行っております。必要に応じて、外部からの支援経験者の派遣や、活動団体間や企業との連携、協働を促進するためのコーディネーションを通じた地元災害ボランティアセンター等の運営支援を行っていきます。また、救援物資「うるうるパック」#1の提供などを通じて、被災者の方々のニーズにあった活動展開を支援していきます。

受入口座: みずほ銀行 虎ノ門支店 普通 2838492
口座名義: (福)中央共同募金会
フク)チユウオウキヨウドウボキンカイ
  • ※ 振込手数料がかかります。
  • ※ 寄付の際には、寄付申込書(エクセル形式。支援Pホームページからご入手ください)に必要事項を記入のうえ、中央共同募金会にE-mail又はFAXにて送付ください。
  • ※ 支援Pの活動資金に対する寄付は、特定公益増進法人向け寄付として税制上の優遇を受けられます。
  • ※ 令和4年8月豪雨で必要な資金は500万円程度と想定しています。寄付が必要以上に集まった場合には、秋に発生する可能性が高い台風被害への対応を含め、今後、全国で発生する災害で活用するとともに、人材育成などにも活用することとしています。
【寄付に関するご連絡先】社会福祉法人中央共同募金会 基金事業部(支援P事務局)
TEL: 03-3581-3846
Fax: 03-3581-5755
E-mail: kikin@c.akaihane.or.jp

3. 支援組織の活動と災害ボランティア情報

(1)全社協 被災地支援・災害ボランティア情報

https://www.saigaivc.com/disaster-20220803/

8月8日現在、青森県、岩手県、秋田県、山形県、新潟県、石川県、福井県の7県で14か所の災害ボランティアセンターが開設されています。

なお、災害ボランティアセンターのボランティア募集範囲は変化しています。上記の特設ページから各災害ボランティアセンターの情報発信先にリンクしていますので、各センターの最新情報を確認してください。

(2)全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)

http://jvoad.jp/

JVOADでは、支援組織や地元団体と連携し、被災地の状況の確認を進めています。

新潟県では、県社協および県域ネットワークを中心に、県内支援関係者による情報共有の場が設けられており、市町村ごとの支援状況や課題などが話し合われています。また、岩手県、石川県、福井県、山形県などにおいても、被災した市町村において、災害ボランティアセンターの設置、もしくは地域内での協力により、浸水した家屋の泥だしや家財道具の搬出などが進んでいます。一部地域では、専門性を持つ団体が入り、各市町社協と連携しながら、支援にあたっています。

今後、復旧の過程において、技術的な支援、外部からの支援がどのくらい必要か判断し、内閣府および関連組織、地域の支援団体等と連携しながら、現地からの情報収集と支援者のサポート、支援の調整等を行っていく予定です。


【本件ご連絡先】
 経団連SDGs本部 萬屋、山口、長澤
電話: 03-6741-0154
E-mail: 1p-club@keidanren.or.jp
URL: https://www.keidanren.or.jp/1p-club/
以上

  1. 「うるうるパック」とは、被災地域の方々が必要とする物資を一旦県外で集約し、各世帯に配付できるようにパックしてお届けするもの。災害ボランティアセンター等で、被災者の方々とのコミュニケーションの円滑剤、被災者を応援する心を届ける手段として、知恵と工夫を凝らして配付。