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会長コメント/スピーチ  会長コメント 福田康夫元総理ご逝去に際しての筒井会長談話

2026年10月26日
一般社団法人 日本経済団体連合会

ご逝去の報に触れ、大変深い悲しみを覚えます。

福田元総理は、2007年、安倍総理が退陣し、参議院で与党が過半数を割り込むという厳しい政治情勢の中、内閣総理大臣に就任され、ご自身で「背水の陣内閣」と名付けられた内閣を率い、国民の政治に対する信頼回復に力を尽くされました。また、総理在任期間中のみならず、その後も、日中関係をはじめとして種々経団連活動をご指導いただきました。

外交においては、日米関係の強化とともに、アジア諸国との信頼と協力の深化に大きな足跡を残されました。とりわけ日中関係の発展に心を砕かれ、両国が共にアジアと世界の平和と繁栄に責任を果たすという未来志向の関係構築を主導され、両国間の相互理解と信頼を深める重要な役割を担ってこられました。わが国のみならず、アジア、ひいては世界の未来を常に見据えて活動を展開され、多くのご功績を残されました。

また、いち早く低炭素社会の実現に向け「福田ビジョン」を提唱され、国内排出量取引制度の試行に道筋をつけられるなど、次世代を見据え、わが国と世界の持続的な発展につながる礎を築かれました。

総理ご退任後も、アジアの人口問題や開発にも精力的に取り組まれ、国連から国際連合人口賞を団体の代表として受賞されたほか、ボアオ・アジア・フォーラムの理事長をはじめ、アジア各国の指導者や経済界を結ぶ架け橋として、対話と交流をけん引されました。特に日中関係には、いかなる局面にあっても、対話の扉を開き続け、長年培われた信頼と人脈をもとに、両国と地域の将来のために力を尽くされたご功績は、わが国にとってかけがえのない資産といえます。

多大なるご功績を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。

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