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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2013年8月8日 No.3142 ダン英国国防省大臣政務官との懇談会開催 -防衛装備品に関する日英の共同開発等の協力について意見交換

説明するダン大臣政務官

経団連は7月25日、東京・大手町の経団連会館でフィリップ・ダン英国国防省大臣政務官(防衛装備品・支援・技術担当)との懇談会を開催した。

7月4日に日英間で防衛装備品等の共同開発の枠組みに関する協定が締結されたことを受け、ダン大臣政務官が訪日、わが国の政府や防衛産業に表敬訪問をする一環として開催された。

当日は、岩崎啓一郎・防衛生産委員会総合部会長代行が司会を務め、防衛装備品に関する日英の共同開発等の協力について懇談が行われた。説明の概要は次のとおり。

■ ダン政務官の説明

日英両国の関係には長い歴史がある。両国は島国である海洋国家という類似性があり、防衛協力においてもパートナー関係にある。

日英間の防衛装備品等の共同開発の枠組みに関する協定は、2011年に日本政府が武器輸出三原則等を見直してから初めて締結されたものであり、両国の緊密な協力関係が世界の平和と安定に資するという位置づけで発表された。日本は高度な防衛産業および先端的な技術を有しており、主要な同盟国の一つである。今回の訪日の目的は、政府や産業界と懇談することで、両国が協力できる分野を具体的に特定していくことである。

7月23日には、英国国防省と日本の防衛省との間で化学・生物防護技術にかかわる共同研究に関する取り決めが締結された。将来的には、こうした取り決めが多く締結されると思うので、日本の産業界の関与を歓迎したい。

英国の防衛関連企業は自衛隊に装備品を供給しており、今回の枠組みにより、こうした協力関係をさらに深めることができる。また、英国国防省と防衛省は、英国軍と自衛隊に共通する要求事項を特定しようとしており、これが実現すれば装備品の開発・製造コストの削減や先端的な技術の共有ができる。英国はフランスとの間に防衛協力の経験があり、その教訓を日本との共同開発にも活かしたい。

英国は、防衛装備品の輸出を通じて、同盟国や友好国に対するサポートをしていくことを重視している。英国が防衛装備品の輸出を成功させるためには、産業競争力を維持しなければいけない。英国では政府と産業界が協力して防衛装備品の輸出の可能性を探っている。

日英が防衛装備品に関する協力関係を深めていくことは、日本の安全保障や、強力な防衛産業の確保に貢献することにつながる。英国政府は、日本の政府や産業界と協力することで、これを成功させたい。

【産業技術本部】

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