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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2013年11月7日 No.3153 ピエホチンスキ・ホーランド副首相兼経済相と懇談 -日本とのさらなる関係強化に向け投資環境改善

ピエホチンスキ・ポーランド副首相
兼経済相(左)と米倉会長

経団連の米倉弘昌会長は10月25日、東京・大手町の経団連会館で、ポーランドのヤヌシュ・ピエホチンスキ副首相兼経済大臣一行と懇談した。

ピエホチンスキ副首相からは、日本企業によるこれまでの対ポーランド投資への謝意と、さらなる関係強化に向けた強い希望が表明された。同行したヘンリカ・ボフニヤシュ・ポーランド民間経営者連盟会長からは、ポーランド産業界は引き続き日EU経済連携協定を支持しているとの発言があった。ピエホチンスキ副首相の発言概要は次のとおり。

■ 日本の投資に感謝

かつてワレサ元大統領は、「ポーランドは第二の日本になる」と表明した。そして今、まさにそのとおりになっている。経済危機、債務危機により景気低迷が続く欧州のなかにあって、ポーランドはマイナス成長に陥っていない唯一の国である。

現在、われわれが中欧のリーダーとして成功を収めているのは、ポーランドを信じて投資してくれた日本企業の皆さんのおかげである。日本は米国に次ぐ第2位の投資元であり、こうした実績が両国の良好なパートナーシップを支えている。これまでの日本との協力に感謝するとともに、今後もさらに関係を強化していきたい。

そのために、経済大臣として、進出している日本企業の声に注意深く耳を傾け、投資環境を改善していく。例えば、経済特区の設置期間延長に関する法案が近々成立する見通しである。また、EU基金を活用してインフラ整備を進める方針であり、今後数年は建設需要の高まりが継続する見込みである。

今年6月の安倍総理のワルシャワ訪問は大きな成功を収めた。安倍政権の経済政策に大いに注目している。日本国民が再び成長に自信と誇りを持つようになったのは素晴らしいことであり、アベノミクスの大きな成果である。

【国際経済本部】

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