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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2013年11月14日 No.3154 JAと「経済界と農業界の連携強化ワーキンググループ」設置 -第1回会合開催、活力ある農業・地域づくり実現へ

あいさつする米倉会長

経団連はJAグループと合同で、「経済界と農業界の連携強化ワーキンググループ」(以下、WG)を設置し11日、都内で第1回会合を開催した。わが国の喫緊かつ最重要課題である活力ある農業・地域づくりの実現に向けて、農業界と経済界との連携・協力の一層の強化が不可欠との共通認識のもと設置したものであり、双方の実務代表者により構成される。今後、現場を含めた相互理解の促進と共通認識の構築を図るとともに、連携・協力強化の具体的取り組みの起点となるプラットホームとして活動していく。

第1回会合には、WGメンバーに加え、米倉弘昌会長とJA全中(全国農業協同組合中央会)の萬歳章会長が出席した。

冒頭、JA全中の萬歳会長は、「JAグループは今年6月に公表した『新農政に関する提言』で価値創出政策の実現が重要と主張したことから経済界との連携強化を図るべきと考え、私から米倉会長に提案した」とWG設置の動機を紹介。「イノベーション、6次産業化、輸出、ICTの利活用等、JAグループとしても、直すべきところは直し、果敢に挑戦していきたい」と発言し、連携強化への意欲を示した。

続いてあいさつした米倉会長は、「農業の活性化と競争力強化の推進には、関係者の連携・協力をより一層強化していくことが極めて重要」との認識を示したうえで、経団連会員各社がすでに進めている取り組みをさらに効率的にかつ強力に推し進める必要性を指摘。「従来の発想にとらわれず、大胆なアイデアでもって農業界と経済界の具体的な協力関係を生み出し、農業を世界に確固たる強力な産業へと培っていく雰囲気を農業界と共に醸成していきたい」と述べ、WGでの今後の検討に期待を示した。

その後、会合では、経団連とJAグループ双方のこれまでの取り組みを紹介するとともに、WGの今後の進め方等をめぐって意見交換が行われた。

あいさつする萬歳JA全中会長

【産業政策本部】

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