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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年6月26日 No.3182 2014年度UWC派遣奨学生激励会開く -9カ国のカレッジに18名の高校生を派遣

経団連が事務局を務めるユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)日本協会は13日、東京・大手町の経団連会館で、通常総会後に2014年度UWC派遣奨学生激励会を開催した。激励会は渡航前のオリエンテーションを兼ねており、新奨学生18名と保護者、協会役員、UWC卒業生ら約100名が出席した。

激励会の冒頭、同協会の藤田譲会長(朝日生命保険最高顧問)があいさつし、「世界各国から集まった学生と、寮生活を送りながら学ぶことのできるUWCの経験は大変ユニークなものであり、グローバル人材としての素養を培う有効な機会。日本協会では、今後も財政基盤の強化に努め、一人でも多くの日本の高校生の皆さんに、素晴らしいUWCの教育を体験してほしい」とその意義を強調。「UWCに留学される皆さんや卒業生の皆さん一人ひとりが、それぞれの分野でグローバルに活躍してほしい」と大きな期待を寄せた。

続いて同協会理事で第3期奨学生の出川昌人氏(ブラックロック・ジャパン社長)、UWC卒業生を代表して五神玲子氏(日本銀行総務人事局/1978年英アトランティック・カレッジ卒業)がエールを送った。

これに対し奨学生一人ひとりが自己紹介し、派遣にあたっての抱負を語った。奨学生は、激励会の場を通じて協会役員と懇親を深めるとともに、オリエンテーションでは先輩奨学生から渡航準備や渡航後の学業、生活等に関する具体的なアドバイスを受け、8月中旬から9月上旬の渡航に向けて目を輝かせていた。

UWC(本部=ロンドン)は世界120カ国から選抜された高校生を受け入れ、国際バカロレア(IB)課程に基づく教育を通じて国際感覚豊かな人材を養成することを目的とする民間教育機関。現在までにイギリス、ドイツ、オランダ、イタリア、アメリカ、カナダ、コスタリカ、インド、香港等14カ国にカレッジ(高校)が開校されている。

賛同企業の入会を募集―UWC日本協会

日本では、経団連により1972年に「UWC日本協会」が設立され、これまで延べ501名の奨学生を派遣している。奨学金はUWCの趣旨に賛同する経団連会員企業約53社ならびに個人の寄附金を原資としており、賛同企業を募集している。

問い合わせは、UWC日本協会(電話03―6741―0163)まで。

【社会広報本部】

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